「ざくアク名場面年表」全作品感想その2【第二章】

 

前回に引き続き「ざくアク名場面年表」の感想を書いていきます。今回も「体験版」を見ての感想です。

 

ざくアク名場面年表の体験版はこちら↓

hamusutagame.booth.pm

 

今回は第二章!!

イラストの感想→掛け合いの感想→自分の想い出語り、という流れで書いてます。

それではいきまっしょ!!

 

 

 

 

 

vsイカヅチ妖精

妖精王国のヅッチー戦だ!!自信満々なヅッチーと少し不安げなプリシラが二人のキャラクター性を表していて良いですね!!子どもプリシラのデザインが納得感ありすぎて最高です。ちゃんとへもげった時のダメージが描写されてるのも芸コマ。

そんな子どもプリシラを見た後でのこの掛け合い!!!脳がバグる!!!プリシラお姉さんいいなあ…。姿が変化して関係も少し変化したけど、元々の関係性の延長線上ではあるこの感じ。尊いわぁ…!

「魔道の巨人」をくらった後ですっかりざくアクに夢中になっている頃にやってきた妖精王国イベント。しばらくシリアスが続いた後だったので、このイベントでまた一気にゆるい雰囲気に戻ってきたのがすごく印象的でした。メリハリが上手すぎる。しかもただゆるいだけでなく、ヅッチー戦後のかなちゃんの台詞に心を打たれたり、シノブさんが動き始めて少しだけ不穏な空気を感じたり、激動の二章の始まりとして引きのある内容だったのもすごく良かったです。

 

往復ビンタ

なんですかこの面白すぎるイラストは!?!?色んな特技キャラが(文字通り)あの手この手でヘルちんに往復ビンタ食らわせまくってるのめちゃくちゃ笑えますね。どさくさに紛れてデーリッチはDヘッドバッドしてるし!!ヘルちんは仲間になると沈黙無効ですしボス戦でも恐らく効かなそうな気がしますが、なんとか沈黙させて機能停止したいという熱い思いが伝わってきますね…。

ボスを務めていた経験のある仲間たちは色々思っていることがありそうですね…!妄想が膨らんでくるぞ!元ボスの仲間キャラって思ったよりいっぱいいるよね。

次元の塔三層、秘密結社ヘルラージュ!!ヘルちんのイベントはギャグの勢いがキレッキレで声出して笑っちゃったよね。ギガース山賊団やはむすけ&ドラゴンといった名物キャラが再登場するのもわちゃわちゃ感あって楽しい。ヘルちんもまあ語ることが多いキャラクターですが、多分後でその機会はいっっっぱいあると思うのでひとまずお預け。これまた面白いギャグキャラ出てきたな!!「第一継承者」ってどういうことよ!!と思っていたことだけは言っておきます。

 

おまけ:トゲチーク山岳地帯のシナリオが好きすぎるって話

ここでイラストや掛け合いはありませんが、トゲチーク山岳地帯のシナリオがあまりにも好きすぎるので語らせてください!!!まずこのシナリオは開幕からその空気感に圧倒されてしまいました。妙にリアリティを纏った「死」を匂わせる湿っぽい雰囲気。ジュリア隊長やミハエルなどどこかダークな作風を思わせるキャラクターたち。このシナリオは今までと「何かが違う」と肌で感じました。その感覚を裏付けるかのように次々と巻き起こる惨劇。絶体絶命のピンチ。まさかざくアクでこのようなシナリオが見られるとは思っておらず、そのギャップも相まって取り憑かれたようにプレイしていました。デーリッチの王としての成長、ローズマリーの設定の匂わせ、ミハエルの人としての成長、ジュリア隊長のかっこ良すぎる生き様とそこから発せられる名台詞の数々、エステルとシノブの衝突、古代種という脅威の登場…このイベントには本当に数多くの要素が詰め込まれており、その全てが感情を昂らせ心を震わせ全細胞が喜びの声を上げる。ここまでですでにどっぷりハマっていましたが、このイベントで自分は完全に「落ち」ました。とにかく次が見たい次が見たいとひたすらざくアクだけをプレイして、もうゲームをプレイしていない間もざくアクのことばっかり頭にある日々。今までも色んなコンテンツにハマってきましたが、初めて「本物の沼」を味わったのがこの作品でした。しかも6年以上経った今でもその沼につかりっぱなし。何ならどんどん深みに沈んでいってる。そんな人生に影響を与えるまでになる切っ掛けを作ったトゲチーク山岳地帯シナリオ。本当に大好きで大好きで仕方のない最高のイベントです。本当はこのシーンのイラストも描きたかったのですが、画力が理想に追いついていなかったので断念。それでも描けばよかったかもなあ…!

 

フルスイングタイガー!

タイガーデーリッチ来たーー!!かっこいいしかわいい!!!こちらに飛びかかってくる様子が迫力満点で最高ですね!!デーリッチの表情も勇ましくてまさに虎!!でもやっぱりかわいい!!!!

タイガーデーリッチの底知れぬパワーが遺憾なく発揮されるお手伝い…結局かわいい!!!タイガーデーリッチの発想、本当に天才だと思います。キャラクターの魅力の引き出し方が巧みすぎるぜ!!

タイガーモード、上手く使いこなせるかは別としてめちゃくちゃ楽しいですよね。らんダンのシズナとかもそうですが、魔法キャラが魔法を捨てて物理で殴るってのは謎のロマンがある…!EXダンジョンでは回復・蘇生手段が大幅に増えて、TPも回収しやすく会心率も上げやすくなったので、今までより格段に使いやすくなってるかもしれないですね。通常攻撃なら属性ものっけられるし面白いかも。今度やってみようかな…。

 

(世界の仕組みを)お喋りするでち!

ブリギットさん可愛いなあ…!楽しそうに解説しててとても笑顔になります。めっちゃ美味しそうにパイを平らげるデーリッチと興味深い話と衝撃の事実にパイどころではないローズマリーの対比が素晴らしい原作再現だ…!!

ブリちんの理詰め甘やかしいいなあ…!!自分も結構忘れっぽい性格ですが、そのおかげでざくアクを何度やっても新鮮に楽しめる節もあるしなあ…!そうでなくても何度でも楽しめるけどね!マリーさんもブリちんの甘やかしパワーには強く出られないの良いっ…!

拠点地下でのブリちんの話でいよいよ古代人、そしてハグレの真実が明かされます。ここもめちゃくちゃ引き込まれたなあ…。ざくアクの世界観設定の魅力にひたすら感動するしかない場面。ローズマリーがハグレでないことを仄めかす発言をしているのも印象的ですね(丁度この後に「あれ」が来ますし)。ブリギットさんもすごく魅力的なキャラで、口が悪いけど面倒見の良いオレっ子おばあちゃんベビーシッターロボ…ってなんですかこの属性もりもりキャラクターは!?!?この全ての要素がちゃんと噛み合ってるのキャラづくり上手すぎでしょーが!!!一見一人でもやっていけそうに見えて、少し寂しそうな一面を見せてくれるところがお気に入り。パンドラを拾ったのがデーリッチで良かったなあ…。

 

はんぶんこ、するでち

来ました、これが「世界」です。服も全身もボロボロだけど、その笑顔はどこまでも純粋で美しい。まさに全ての始まりの名場面に他ならない…!!ずっとずっと守っていきたい、最高の笑顔です。

うわあああここに来てマリーさんのモノローグはずるいよ…!あの時のことをマリーさん視点でさらに詳しく描写してくれるとは…!!!ざくアクファンにとってあまりにも価値がありすぎる…。最後の一文ももう本当に…ありがとうとしか言えない…。

拠点に帰ってから宿屋イベントを見るのが楽しみで仕方なくなってきた頃に不意打ちのように始まるイベント「悪い夢」。ここでまた急なテイストの変化にゾクッとした人も多いと思います。この時点ではデーリッチに殴り掛かる場面までしか描写されず、その後の話は三章のあのイベントまでお預けという形になっている為、どこか不穏さを感じる内容にもなってますよね。このシーンはどういうことなのだろうと考察および妄想を脳内で展開しまくるのがひたすらに楽しく、つくづく興味を湧かせ続けるのが上手い作品だなあと唸ってしまいます。そして例のイベントで「最強の答え合わせ」が行われて泣く。なんだこれ完璧じゃないか…。

 

はじまりのはんぶんこ

笑顔で少し首を傾けながらパンを半分差し出すデーリッチ…!こんな笑顔で渡されたいとは言わねえ…!だってその相手はローズマリーでなくてはいけないから…!!でも相手が誰であろうと同じようにパンを差し出してくれるだろう、そんな「光」を感じる純粋な笑顔がとても眩しいです。

そうなんだよ…!!!デーリッチにとってはこの「はんぶんこ」は特別なものではなく、ごくごく当たり前の行為なんだよ…!!!もうマジで良いこと言ってくれますねデーリッチ。光。世界。希望。愛。本当に大好きです。本当にありがとう。

実際デーリッチが他に「はんぶんこ」したり食べ物をあげたりするシーンは作中で何度か描かれていて、柚葉さん撃破時会話、夏世界、暴食の魔女べログ登場シーンといった場面で見ることができます。しかしそのどれもがあくまで軽く、ギャグ的なノリで描写されるんですよ。それがもうとにかく大好きで。ああ、デーリッチにとってはあの「はんぶんこ」も本当にごく自然な行動だったんだなって。だからこそローズマリーもそこに光を見出したんだって。それが作中や今回の作品で表現されているのがもう最高に嬉しいんですよね。

 

エピソード0

こちらは二人がパンを分けた後の場面ですね。変わらぬ笑顔でパンを食べるデーリッチ、どうしようもなく泣きながらパンを食べるローズマリー。「始まり」の絵としてあまりにも完璧…!!町はずれの暗い世界にほのかに、ただ確かに光をもたらす彼女の笑顔。最高だ…。

ああもう皆さんがこのシーンのイラストをいっぱい描くせいであまりにも尊すぎる掛け合いが次々やってくるじゃないですか!!!どうすればいいんですか!!!泣きゃいいんですか!!!!もう泣いてるわ!!!!!自分は何度この子に泣かされたんでしょうか。デーリッチの優しさをいつまでも見ていたい。

この時の自分の罪をローズマリーが「プリン二倍デー」という形で償っているのも本当に良いですよね。デーリッチはローズマリーが自分に対して罪の気持ちを持っているなんて思ってもいないでしょうし、それをローズマリー自身も理解しているのでしょう。だからこそ自分だけが分かる方法で密かに罪を償う。本当にこの二人の関係性はもう、言葉では到底言い表せない圧倒的な良さがありますね。

 

ローズマリーとデーリッチの過去話

このシーンも人によって色んな解釈があるのが良いなあ…!!雨が上がって光が差し込んでいる演出が良すぎる…!背景の木々や水たまりもあたたかな光を感じさせてくれる…!あまりに美しい光景。これを「世界」と言わずしてなんと言うか。

ここで最初のモノローグと繋がるの良すぎでしょ…。…ああもうダメだ。この二人が好きすぎる。ほんとこの二人の関係性で何回泣けばいいんでしょうか。最後のマリーの台詞も最高だなあ…。デーリッチの変わらない笑顔、光の中の光だ…。

ざくざくアクターズという作品は、一貫して「負」からの出会いというものを描写しています。デーリッチとローズマリーだって、もしローズマリーの家庭が円満であったら。もしローズマリーがお金を稼ぐ手段を身につけていたら。もしローズマリーがハグレを軽視する人間でなかったら。もしローズマリーがあの時殴り掛からなかったら。このような巡り合わせは決して起こり得なかったんです。「負」の連鎖がもたらした出会いなんですよ。ハグレ王国のみんなだって、ハグレの召喚というこの世界の「負」の側面が無ければ決して出会うことはなかったし、この世界の悪い待遇が無ければ集まることだってなかった。マッスルだってそう。雪乃だってそう。はむすけの軽率な行動がなければ地竜ちゃんとはあの形で出会えなかったし、マリオンちゃんも御影星の暗躍がなければ出会えなかった。全てが「負」から始まった出会い。だけど切っ掛けがどうであろうと、その「出会い」そのものは良いものだったって。出会えてよかったって。そう言い合えるような関係性こそが何より美しく尊いもの。ざくざくアクターズという作品にはそんなテーマが込められてるのかなって思ってます。

 

恋愛ゲーム

おお!これはヤエさんと会話して好感度を高めていく恋愛シミュレーションゲームの場面ですね!ティーティー様も着てた水着を着ていてとてもセクシー…ってなんですかこれは!?!?!?!あの衝撃的な宿屋イベントのイラストですね…。コマンドが恋愛ゲームのそれじゃないし色々面白すぎるでしょ!!

掛け合いまでカオスな事になってる!!なぜか謎の「犯人」が出てきちゃったよ!!ノリノリのハオとティーティー様がかわいくて面白い。ヤエさんもツッコミに回らざるを得ない。

ハオちゃんの人物認識能力の低さには笑わせてもらいましたね…。水着二話ではティーティー様はもちろんこたつのないこたつドラゴンもちゃんと認識していたので著しい成長を感じます。

 

はさみ将棋の覇者

めっちゃほんわかするイラストだ…!宿屋イベントの王国ヒエラルキーですね!キャラクターたちの線が描かれてないこの感じ大好きです。地竜ちゃんのどっしり感がとても愛おしい。内心焦るデーリッチもいいですねえ。

王様と王国の賢いペットたち!!最高に癒される組み合わせですね。ベロちゃんが完全に強キャラ枠なの大好き。

地竜ちゃんは次元の塔四層の超強敵枠。地竜の影戦もはちゃめちゃに楽しいボス戦ですね。はむすけ&ドラゴンが一時的に仲間に加わり、ヘルパーさんがサポートしてくれるという今までにない総力戦感のある戦いで超テンション上がったのを覚えています。はむドラの性能も当然お誂え向きで、使っててめちゃ楽しいです。三層のボス戦の時のようにヘルちんと組み合わせてサポートしてあげるとちゃんと刺さるのが好き。はむすけキックはハオちゃんのスーパーゴーグルを合わせるとめっちゃ優秀なTP回収スキルに化けるところも面白い。ヘルパーさんのサポートも本当に絶妙な三択で、毎回どうしようか悩んじゃうのも魅力。大好きなボス戦です。そして撃破した時に仲間になるのが地竜ちゃん。出会った瞬間、心を射抜かれてしまいました。かわいすぎるだろ…。戦士系アタッカーって感じの性能も大好き。そして水着三話、あの運動長スキルの登場である。やばすぎる。設定資料集や夏休み絵日記でもどんどん好きになっていき、EXダンジョンでも大地属性が目立つ機会が一気に増え、もうすっかり地竜ちゃんの虜です。

 

偽物

偽物だと言うヅッチーに対して悲しげな表情を浮かべるプリシラ…心が苦しい…!!強く訴える本心の子どもプリシラがヅッチーの目線には入っていないのがつれぇ…!!プリシラを取り巻く妖精たちの表情もそれぞれのヅッチーに対する感情が窺えます。妖精王国のみんなの様々な思いが入り交じる名場面を見事に描いていますね。

このシーンを振り返る二人が見られるとはなあ…!仲直りできてよかったよ本当に…。可愛らしいすれ違いを起こしているのもニヤニヤしてしまいます。はむブロでも見るやつだ!!!ブーブーするプリシラかわいすぎる!!!

ザンブラコのシナリオで成長したプリシラが出てきた時はほんとびっくりしました。再登場すること自体は妖精王国のイベントで大体察することができるのですが、このような形で、このような姿で、このようなタイミングで再会することになるとは思わず…。二章がいよいよ佳境に入ってきたことを思わせる印象的な場面でした。二度目のプリシラ会話イベントも、ヅッチーがどこまでも真っすぐ突き進む性格だからこそ…すれ違いが辛いっ…!!

 

ベルくん大ダコさんと仲直り

うおおおなにこれすごい!!!切り絵じゃないですか!!!!大ダコの足のうねり感や固い握手を交わすベルくんの清々しい表情までしっかり作り込まれていますね。こういう凝ったファンアートを見ると感動してしまいます。

港町で海と生きる男たちを見て育ったから男気溢れる熱い魂を追い求めている、だけどめっちゃかわいいベルくん。そんなベルくんが好き。新顔グラも超かわいいな。相変わらず赤ずきん役が適役のようで。がんばれベルくん!

ベルくんも本当に絶妙なバランスのキャラクターですよね。女の子に間違われやすいケモ耳少年という、めちゃくちゃあざといポジションと言えるキャラなんですけど、決してあざとすぎないラインを見事に突いているというか。本人はああ言っていますが、実際には大ダコに果敢に挑もうとしたりする結構な度胸の持ち主なのも魅力だし、薬が苦くなっていくことに何も疑問を抱いていないコミカルな一面も大好き。ほんとにキャラ付けが絶妙で良い作品だなあと思います。

 

選べ。二択だ。

妖精戦争の投石器攻略時のマリーさんだ…!!迫力があって息を呑むほどカッコいい…!!マリーさんの鬼気迫る表情があのシナリオの緊張感を思い出させますね…!!ここは投石部隊を逃がす為に自ら鬼役を買って出るという優しくも厳しい彼女の魅力が詰まったシーン。その魅力が完璧に引き出されています…!

本編のこの辺りでも見られる、ローズマリーとかなちゃんの大人の会話めちゃくちゃ好きなんですよねえ…!!あの作戦を遂行する時の二人の会話を思い出してグッときます。サムサ村イベントでマリーさんがヤエちゃんに言ってた台詞まで…!普段ボケ役だけど大人なみんな、好きすぎる…。

妖精たちが進軍してきているのを発見し、王国が慌ただしく動くシーンが本当に素晴らしくて。普段王国で楽しく過ごしてお店を開いていたりする彼らが混乱しながら動いている様子が「生きてる」ことを強く感じさせるんですよね。緊急会議の緊迫感もただならぬ雰囲気があって終始圧倒されていました。普段楽しくやっている会議だからこそ心にくるものがあって…。血を流して帰ってくるかなちゃんも見ていて心が苦しくなり、本当に始まってしまうのかと一気に緊張感が高まります。どうしてこんなことになったんだと泣き叫ぶヅッチーが辛い…。その後満を持して登場するデーリッチとのシーンがあまりにも最高なんですが、それはまた後で語るとして。ローズマリー隊もまた名シーンの連続です。かなちゃんとの大人の会話がとにかくかっこいい。脅し文句を言うマリーさんを軽く冷やかすかなちゃん好き。そして投石作戦実行時の「責任は折半」も頼れる大人過ぎてもうね…!!

 

お前達は妖精王国の宝だ!

リッピーアシュテルリヴィエラ!!!!今は敵対関係でありながらプリシラの為に立ち塞がる三人に笑顔で抱きつくヅッチー。このシーンの三人の感情は中々言葉で表現しづらいですが、そこを見事なまでに表現し切った最高のイラストですね。

妖精王国ほんと好きだわ…。そうそう、この三人はこのイベントの後にもちゃんと出番があるんですよねえ…!ヅッチーもめっちゃ良いこと言うし、プリシラも本当に良かったなあ…。しかしほんと可愛いですねプリシラ。にまにま。

妖精戦争は初の二チームに分かれた大規模戦となっており、仲間が多いざくアクならではのイベントですごくワクワクしました。編成から最高に楽しいのよ…。そしてこのバリケード部隊のイベントですよね。ここでプリシラを独りにしないため必死に戦う三人が描写され、彼女たちにも彼女たちなりの想いがあって戦っていることを強く感じさせる場面でした。そしてそれを認めて称えるヅッチーのかっこ良さも熱すぎてやばい。ヅッチーの妖精王国はみんな家族だという発言も、「家族にはなれないけど友達なら誰でもなれる」のハグレ王国とはまた違う妖精王国ならではの絆を感じて目頭が熱くなりました。ここに出てくる三人も大好きで、リッピーはプリシラに次ぐ存在として妖精王国を支えることになりますし、アシュテルはトルマリン亭で元気に働く姿を見せてくれますし、リヴィエラは決戦イベントでもカッコいいシーンがありますし、みんな後の出番もあるのがめっちゃ嬉しいんですよね!!

 

はじめてちゃんとケンカした日

うわあっ熱すぎる…!!二人の表情をアップで描く漫画的表現が臨場感抜群で最高すぎます!!彼女たちの目に宿る雷と氷、輝きの違いなどの表現も全てが熱い。そしてこの迫力に対してのこの作品タイトル、センスがありすぎる。泣いちゃう。

悲しいすれ違いが引き起こした戦いだったけど、意味のある戦いだったと二人で振り返ってるのあまりにも良すぎませんか。プリシラにとってはトラウマになるほどの出来事でしたが、こうして振り返って全てが悪いことではなかったよねって思えるようになったことが本当に嬉しいです。

とにかく名場面だらけのシナリオだということが改めてよくわかる妖精戦争。その様々な名場面によって感情が高まり高まり、そして全てが重なって一気に爆発するのがプリシラ戦です。この時の心の高鳴りはプレイした人であればもはや言うまでもないでしょう。「氷」と「雷」というビジュアル的にもあまりに熱い激突。冬を司る神セドナの力を使うプリシラに対して、「春雷」または「春来」と当てることも出来る「シュンライステップ」を使用するヅッチーという構図も天才。そして数々の台詞全てがただひたすらに熱く心を震わせる。「ストレートな燃え展開」という点においてこれ以上は無いというほどに熱い、まさに最高の一戦です。

 

奮い立て!!

プリシラの猛攻に一度は倒れるヅッチー、だがそこでこの「奮い立て!!」ですよ!!!!この描き込み!!この迫力!!アナログ絵でここまで細かく表現しているの凄すぎる…!!!ボロボロになりながらも立ち上がるヅッチーのかっこ良さに心が熱くなる最強のイラストです。

あの時信じて待っていた二人じゃないか!!!この二人の当時の感想が聞けるのも嬉しい。なんて贅沢な年表なの!あの一騎打ちの熱さが蘇ってきちゃったぜ…。もうマジで絶対近いうちにざくアク四周目やるわ。

このシーンの熱さを語るにはまず前夜のデーリッチとヅッチーの会話について語らなくてはいけませんね。仲直りの印のはずだったケーキの前で呆然と立ち竦むヅッチー。そこにデーリッチが現れて話をし始めるという流れ。デーリッチの「良さ」をここまでで既に理解しているので、デーリッチが現れただけで「あーもう良い絶対良い絶対好きこのシーン」ってなりました。もう今や歩いてくるところだけで泣ける。そしてここで出てくるのが「奮い立てヅッチー」ですよ!!!!最高にカッコいいし最高に熱い。「トゲチーク山で教わったんでちよ」と最後に照れ隠しで締めるのも大好きで、デーリッチ自身もあそこで成長したんだと分かるのが良すぎる。で、これがあの一騎打ちに繋がると。

 

ヅッチーよ、奮い立て!!

かっけえええ!!!ほとばしる雷と氷のエフェクトが激アツすぎる!!ヅッチーの動きや表情、全てがあの一瞬を鮮明に呼び起こしてくれます!!プリシラの表情の演出が天才的過ぎますね…!!エモすぎんだろ…!!

いやあこのデーリッチの教えってとこがまたね!!最高に良いんだよね!!!もう何度も言うけど本当に好き!!真タケミナカタはここ限定ってのも特別感あっていいですよね。必殺技にこだわりを持ってるヅッチーなんだぜ。最後の台詞は何度見ても熱すぎて心が打ち震えますね…。もう会話じゃない、感情のぶつかり合いになってるのが最高なんだよなあ…!!!

ラストの一騎打ちはもう最高のイベントの最高のバトルの最高の最高。やばい。ヅッチーとプリシラが互いの想いを全力でぶつけ合う姿に本当に強く感情を揺さぶられます。ヅッチーを信じて待つデーリッチたちもかっこ良くて、「信頼して待つのも王の務め」という魔道の巨人イベントのローズマリーの台詞がここに繋がってくるのも熱いポイント。何よりこのシーン、信じて待つのはデーリッチやエステルだけでなく、「プレイヤー自身」もなんですよ。今までコマンド選択してきたプレイヤーも、この一騎打ちはただヅッチーを「信じて待つ」ことしかできないんです。RPGというジャンルの性質まで活かした、本当に最高の神演出だと思います。撃破後のプリシラの回想も大好きすぎる演出。自分が勝った理由について「みんなを想って負けたときのことも考えてる」とプリシラを立てるヅッチーの台詞も最高の締め方すぎてもう…。最初から最後まで、最高が詰まった名シナリオでした。

 

 

 

 

 

ということで二章の感想でした!!いやあ濃い内容だったなあ…!!!自分がどんどんざくアクのファンになっていった章でもあったので振り返るのがめちゃくちゃ楽しかったですね。次回は体験版ラスト、第三章!!もうここからも想い出しかないぞ!?!?大丈夫か!?!?!?

 

 

 

★前の感想

「ざくアク名場面年表」全作品感想その1【第一章】 - 空に世界をたべさせてみてる

 

★次の感想

「ざくアク名場面年表」全作品感想その3【第三章】 - 空に世界をたべさせてみてる