「ざくアク名場面年表」全作品感想その1【第一章】


ざくざくアクターズ名場面年表の体験版がいよいよ公開されました。なんとこの体験版だけでざくアク一章~三章までの応募イラストと掛け合いが見られるという大盤振る舞い。今回はそんなざくアク名場面年表の感想をじっくりねっとり啜って…綴っていきます。

 

ざくアク名場面年表の体験版はこちら↓

hamusutagame.booth.pm

 

今回は第一章!!

イラストの感想→掛け合いの感想→自分の想い出語り、という流れで順番に語っていく感じになると思います。

それではレッツゴー!!

 

 

 

 

 

パンドラの中に最後に残るモノ

いきなり「世界」がお出迎えしてきたんですけどなんですかこれ!!!暗雲から差し込む光の表現がカッコ良すぎてやばい。これから多くの人の希望になる少女の、長い長い冒険の始まりを告げる絵として完璧すぎますね。

ゲーム本編ではゲート移動を試しているところからの始まりでしたね!暖炉以外にも色々やってたんだなあ…。そして「なぜパンドラがあの遺跡の地上に置かれていたのか」について言及してくれてるのめっちゃ嬉しい!!!デーリッチの考え、最高すぎるって。エモが加速する。

絶望だらけの箱の中で最後に残った希望…パンドラの箱のエピソードがデーリッチとあまりにもマッチしていてすごいですよね。前作ではレアアイテムくらいの存在だったキーオブパンドラを最重要アイテムとしてここで採用したの本当に天才だと思います。

 

じんこうにばいでー

温かみのある絵柄がノスタルジーをどんどん溢れさせて止まりません。そうだよ、ここから始まったんだよ…!デーリッチの笑顔、それを優しく見つめるローズマリー。お行儀よく座ったベロちゃんに一儲け企んでいそうなハピコ。キャラクター性の表現がもう最高です。

まだメンバーが少なかった頃の何をしようかとみんなで一緒に考える感じ…!四人ともすごいワクワクしてたんだろうなあ…。デーリッチが絵日記つけてたってのもいいなあ。セーブするときもデーリッチ絵描いてるもんね。…しかしベロちゃん超かわいいな。

てこてこ山はやり直すたびにどんどん好きになるシナリオです。その後の発展を知っているからこそ新鮮に映る部分もあり…。ギャグテイストながらハグレの境遇を垣間見れる内容でもありますからね。

 

誕生!ハグレ王国!

うおおおこのメンバー!このメンバーですよ!!!「ハグレ王国の初期メンバー」といったらこの6人ってイメージなんですよね。建国記念写真って感じの絵でめちゃくちゃ良いですね。拠点に飾ってあったら最高じゃないですかこれ。満面の笑みを浮かべるデーリッチが尊すぎる…!そしてベロちゃんの表情超かわいいな。

マッスルに福ちゃん…!!幽霊事件も色んな想い出があります。ハピコとマリーのこういうやり取りもこの頃からですからね。歴史あり。

ヘンテ鉱山もまさに最序盤ですが、軽妙な会話イベントの数々が強く印象に残ってます。このゲームの会話劇おもしれぇ!ってなりました。そしてその後の拠点清掃イベントがやり直したときにめちゃくちゃ刺さるんだよなあ…!!王国のはじまりって感じで最高にワクワクする。第一回王国会議も手探りな感じが初々しくていいなあってなります。ハグレ王国という名前の誕生の瞬間も熱い。「結局最初に広まった名前で最後までいっちゃう」っていう福ちゃんの発言が的を得ててすごく気に入ってます。

 

待機中に忍び寄る影

出たぁ拠点で立ち止まってるとベロちゃんが寄ってくるやつ!!あれ天才だと思います。何をしようか楽しく考えているデーリッチの表情がプレイヤーの感情とリンクしていて良い。そこにベロちゃんがどんどん寄ってきて…。超かわいいな。もふもふ。ゲーム内の何気ない、それでいて多くのプレイヤーが共感できるであろう名イラスト。これぞざくアク名場面!

ベロベロス…!!!!!好きだ!!!!!!!最序盤でそういった描写も少ない分忘れがちですが、彼も元々過酷な境遇にあった存在なんですよね。デーリッチと、ハグレ王国と出会えて本当に良かった。

ベロちゃんが最初の仲間なのホント良いですよね。ドッグレースで王国会議を毎度盛り上げてくれたり。デーリッチとのナイスコンビで色んなピンチを乗り越えたり。太陽のレインが使えるキャラで一番炎ブーストがかかるから…ってこれはなんの記憶だ。とにかく最初の最初から最後の最後までずっと一緒にいて頼れる忠犬ってポジションがもう最高ってわけです。

 

明日から頑張れる

めっちゃあったかいイラスト!!!こたつドラゴンのほわほわした雰囲気が120%表現されていて最高すぎる。着ぐるみアクターにティッシュ配りにこたつ喫茶と王国に来てから本当に頑張ってるこドラがひたすら愛おしい…!見ているだけで幸せになる素敵な絵ですね。

こドラも王国に来ていい影響を受けた一人ですね。ただだらけまくるキャラクターかと思ったら、めっちゃ色々挑戦してくれるもの…!!こたつカウンターはあまりに印象的なので事あるごとにネタになってるな!マリーさんの新規キレ顔も拝めて嬉しいです。

次元の塔はストーリーの合間合間に遊ぶことが想定されたバランスしてるんですが、実際ストーリーと次元の塔を交互に遊ぶことでゲームプレイにメリハリが出てめちゃくちゃ楽しいんですよねぇ…!!プチらんダンみたいなシステムが最高だし、ボスも本編以上に凝った内容のものが多くてやりごたえも抜群。ロケーションの何でもアリ感も最高だし、階層ごとに別ゲーかってくらいのバラエティ豊かな要素が盛り込まれてるので毎回超ワクワクする。何より仲間になるキャラクターがいるのが嬉しい!!そこで初めて登場する仲間キャラが「こたつドラゴン」ですよ。初見はやっぱり衝撃的でした。でも仲間になってからは完全なネタキャラかと思ったらめっちゃ良い子やん…ってなってどんどん好きになるという。「ざくアクのキャラクター性の魅力」を最も分かりやすい形で見せてくれている名物キャラって感じがします。

 

誰かに届いて

知らない世界に一人で来てしまった雪乃の孤独が完璧に表現されてる…!!必死に雪だるまを蹴り続けている姿がとても強烈な印象を与えてくれますね。動きや空気感までこちらに伝わってくるぜ…。

ゆきのんも王国に入ってから大分明るくなりましたよね!のびのび出来る環境になったようで何よりだわあ…。デーリッチのこの台詞はまさにハグレ王国の在り方そのものって感じで本当に大好きです。ゆきのんが今もずっと覚えてくれてるの良すぎる…。ヤエさんは相変わらずカッコ良すぎてやばいですね。

サムサ村は一気にこう、グッとざくアクワールドに引き込んでくるパワーがあるシナリオですよね。人気が高いのも頷けます。最初のノリがてこてこ山ヘンテ鉱山と同じテンションなのがまたズルい。油断させやがって…!!!まんまとハマっちまったじゃねぇか…!!!

 

独りにしないで

澄み渡った青空にひとり泣いている雪乃…あのシーンの感情をありありと思い起こさせる素晴らしすぎる名場面イラストですね…!!一面真っ白な雪と青空って何故かとても孤独感を感じますよね。その空気が見事に再現されてるのすごい。

ゆきのんの怖いって感情、めちゃくちゃ分かるなあ。知らない世界でただ独りだったゆきのんが感じた気持ちの強さは計り知れませんけどね…。この話、大祭りイベントの花火も思い出してうるっときちゃうな…。ヤエさんはもう名言集みたいな本を出した方がいい。

雪乃戦はいろいろと印象深いです。高火力攻撃や全体睡眠攻撃をしてきたりするので入れ替え戦のシステムを使わないとどうにもならない、わかりやすい弱点があるが耐性を張ってくるのでその隙間を狙うと戦いやすい、といったようにざくアクの戦闘がどういうものか自然に教えてくれる存在なんですよね。そして戦闘後の会話シーン。ざくアクがどういうものを描く作品なのかを提示してくる場面であり、これまでのゆるい雰囲気に一気に締まりを入れてくる場面。終盤の超重要なシーンに繋がるという意味でも、ざくアク本編を支える指折りの名場面と言えるでしょう。

 

独りにしないでよぉ……!!

こちらも雪乃の感情が強く伝わってくる素敵なイラストだ…!泣いている顔がとても美しく、切ない気持ちになってくるぜ…。手前のローズマリーもとても良い。彼女にとっても大事な意味合いを持った場面ですからね。流れるような線が綺麗でめっちゃいいなあ…。

マリーさんずっと気にしてたんだな…。あの時の雪乃の気持ちをこうやって描写してくれるのも嬉しい。あのマリーさんの叱りにも意味があったというのは同意だし、それをちゃんと汲み取ってくれている雪乃も良い子すぎてもう…。これが見られただけでざくアクファンとしてはもう最高ですよ。ありがたすぎる。

このシーンはデーリッチとローズマリーの性格や関係性を表すシーンとしてもめちゃくちゃ優れてますよね。ヘンテ鉱山での「私は国の為に働くけどデーリッチは人の為に動く」というマリーの台詞がここで理解できるという構成が本当に見事。そしてこの二人の行動を見てすぐに「良いコンビだと思う」と見抜くヤエちゃん。改めて本作の魅力が凝縮された名場面だなあと思います。

 

ようこそ、南の世界樹へ!!!

おおおこれは飾り付けをした後の!!元気いっぱいなハオちゃんとティーティー様がすごい良いっ…!ハオちゃんの八重歯も彼女の明るさが現れているし、ティーティー様も心の底から嬉しそうな笑顔で嬉しくなりますね。

ハオちゃん元気!!!かわいい!やっぱり「今年もお祭りがある、みんな来てくれる」って一点の曇りもなく信じてたんだなあ…。無邪気に信じた人がちゃんと笑顔になるシナリオって素敵。

南の世界樹も序盤にしてかなり重要なポジションのシナリオです。謎のピンク髪召喚士という怪しげな存在も浮かんできますし、決戦イベントでも登場する巨大魔物もここで初登場、何より「世界樹」にまつわる話はざくアク本編全体を通して(何なら水着三話に至るまでも)何度も語られる重要な存在になってきますからね。

 

『世界樹に……ようこそォー!!』

この構図はすごい…!!キャラクターが描かれていないのに、どの場面なのかがプレイヤーにしっかり伝わるイラストですね。ティーティー様の声が聴こえてくるような、まるでアニメのワンシーンを切り取ったかのような「動き」まで感じる作品だ…!

知らない世界に連れていかれて、それでも心の居場所を見つけていた人たちもいるんだよなと彼女たちを見て改めて思います。もちろん彼女たちにとってもハグレ王国の存在は大きいでしょうけど。色んな生き方考え方のキャラクターが出てくるこの作品が大好きです。住めばミャーミヤコ。

南の世界樹シナリオはとても温かい気持ちになれるので大好きです。サムサ村とは別ベクトルの感動があるのが良い。無垢なハオちゃんがちゃんとハッピーになるシナリオ構成が素晴らしくて、ざくアクの世界が一気に好きになりました。あとティーティー様と初めて対面した時「え!?なに!?かわいっ!?!?」ってなったの今も忘れません。すごいインパクトあったわ。

 

「これからはこの剣で家族を守ることにするよ」

うわああああやべえ!!!アルジーナ欲張りセットじゃないですか!!!!紋章を渡すジーナさんにデルフィナ様に…仮装大会やはむブロのクリスマスのやつまで!!!!料理長になって恥ずかしがってるジーナさんと「精神的ショタ」まで!!!これ一枚で色んなものを「摂取」できてしまうじゃないか…。見る栄養剤。

恥ずかしがるアル君とここぞとばかりにからかうジュリア姉!!そして理不尽に弟に当たるジーナさん!!!重油の編成時の会話も思い出すこの感じたまんないぜ…。アル君がさらっと姉の料理の出来を褒めるの、ほんとそういうとこですよ!!!アル君ずるいわ…。最高だわ…。読む栄養剤。

ジーナさんも王国に入ってからの変化がとても印象的なキャラ。初めほんと素っ気ない感じなんですよ。いやほんとやり直す度に「あ、こんな感じだったっけ最初!?」ってなるくらい。それがだんだんデーリッチを名前で呼ぶようになって…何よりヘンテ鉱山奥のシナリオが大きなターニングポイントになってるなと感じます。異世界イベントの突入前会話もめっちゃ感慨深くってね…。そしてアルフレッド君。「プロの僕に任せて」が印象的ですが、実際ジュリア隊長と同じく死に最も近い現場で働いているプロですからね…。それでジーナさんとも揉めたんだろうなあ…。首無し幽霊、もといデルフィナ様との会話シーンもまさに名場面。アル君のジーナさんに対する気持ちは会話イベントで語られていましたが、ここに来てジーナさんのアル君に対する気持ちがデルフィナ様との会話からようやく見られるってのがね…。マジで最高だよね…。遊ぶ栄養剤。それとポピー社のあれは、まさか終盤で回収されるとは思ってなくて大変驚きました。名前は出ていませんが、この時点ですでにシノブパパの存在が出てきていたとは…。それぞれ一話完結だと思っていた第一章が色々と後のシナリオに繋がっていくの熱い。

 

曲げます!天才ヤエちゃん!新春サイキックショー!

きたーッざくアク最初のミニゲーム!!!サイキックショーだ!!シフトエックス!シフトエックス!サイキック感が全体に溢れていてめちゃくちゃクールなイラストだッッ!!ナタリアとマンソンの二人もちゃんといるの良いなあ。イベントに出てた子どもとおばあちゃんもみんなスプーン持っててすっかりファンなの微笑ましすぎる。

ってめちゃくちゃ大ファンの人が来たーッ!!!シノブさんとヤエちゃんの関係ほんと特殊で面白い。この世界のあらゆるものがすぐに理解できてしまうシノブさんにとって本当にヤエちゃんの存在は衝撃的だったんでしょうね…。理解できない現象が起こっていると理解できるからこその驚き。そして普段いじられすぎてオチが無いと不安になるヤエちゃん面白すぎるでしょ。

ざくアクを語る上で欠かせないのがバラエティ豊かなミニゲームの数々。その全ての始まりこそがサイキックショー!!!シンプルな内容ながら、ツッコミどころ満載で楽しめる名作。今やってみたらAランクでした。しかもなんかアイテムもらえました。バカな…!プレイ時間750時間超えのデータだぞ…!?昔からめっちゃ苦手だったみたいですこれ。いつか最高ランクをその目で見てみたいっ…!

 

身包み剥がされていってください!!

か、かっけぇ…!!ステンドグラスから差し込む光のようにも割れた氷のようにも見える背景の描写がゼニヤッタの優雅な恐ろしさを表現してて圧倒されます。咲き誇るホワイトローズもまた美しい…!これは大ボスの風格だわ…!!!

共感しかない掛け合い…!そうなんだよな~!!それが一番気持ちいいんだよな~!!!わかり過ぎるよデーリッチ!!!ゆきのんは素の耐性やヴェールによる耐性が本当に頼もしいし、耐性が必要なくてもアタッカーとして輝ける機会が非常に多いので強敵戦で毎回のように入れてた人も沢山いそうです。自分もめっちゃ入れてた。

次元の塔二層はざくアクの戦闘の面白さにのめり込んだ階層でした。パーティも増えてきてやれることが広がってくる頃ですからね。何度やり直してもこの辺りから戦闘の楽しさがグンと上がってきて毎回ワクワクしちゃいます。モスワイバーンのようなしっかりギミックのついたボスも出始め、ボス戦ごとに戦い方を工夫していくのがもう楽しいのなんのって。そしてその楽しさをフルで味わえるのがゼニヤッタ戦、そしてその後に控える超強敵イルヴァ2012戦ってわけですよ。あーもうやばい。またやりたくなってきた。

 

追いはぎ本舗

クォータービューのざくアクだ!!!めちゃくちゃワクワクする絵ですね!パーティメンバーもめっちゃ納得感あっていいなあ…!自分も大体こういうメンバーになります。クォータービュー特有の「なんか浮いとる地面」も時空が歪みまくった次元の塔らしさが現れててベストマッチなのすごい。

前衛後衛の交代指示をデーリッチがやってるって正式に言われたの嬉しい!妄想でいつもやってたやつだ…。二層の強敵たちはエステルさんが加入してるかどうかで難易度が大幅に変わるからなあ!!脳筋炎攻撃を撃ちまくれ!!!!

ゼニヤッタ戦って本当によく出来てますよね。状態異常にMP吸収、氷耐性も低下させてきて、あらゆる手段でこちらのリソースをどんどん削ってくる。しかしこちらも回復リソースが充実してきており、プレイヤー自身もざくアクの戦い方を理解し始めている頃なので中々全滅には至らない。結果として多くのプレイヤーが死闘を繰り広げる形になるんですよ。初の段階で強化されるボスでもあり、すでに苦しい戦いなのに本気を出してきた時の絶望感たるや…!強化時の怒涛の戦闘メッセージがめちゃくちゃ効果的な演出にもなってるのが流石。二度目の戦闘メッセージも長い死闘の中での「あと少し!」だからまーテンション上がりますよそりゃもう。そして撃破できた時の圧倒的なカタルシス。そんなの楽しいに決まってますって!!

 

追い剥ぎ本舗の悪魔

こちらはとてもクールで悪魔らしさが出ているゼニヤッタだ!!!片方だけ開いている目から悪魔を思わせる瞳が見えてゾクッとしちゃいますね…。視線だけで凍りついてしまいそうだぜ…。ゼニヤッタちゃんの美しくもどこか冷酷さを纏った雰囲気が表現されている素晴らしいイラストですね。

そういえばまだ掛け合いに出てなかったヤッタちゃん本人!!デーリッチとゼニヤッタの唯一無二の関係性好きだ…。そしてマリーさんに怒られるお約束の展開!ほんとざくアクには色んなナイス関係性があるなあ…!!

ゼニヤッタちゃんも大変魅力に溢れたキャラクター。何事に対しても真っすぐ向き合う姿勢が彼女の心の美しさを表していてとても良い。それでいて真っすぐだからこそ「何でそうなった!?」ってなる場面も多いのが愛おしくて面白いですよね。兄に対して当たりが強いところとかもギャップで心掴まれる。最高やん。

 

手紙

じっくりと兄の手紙を読むゼニヤッタちゃんがとても愛らしい…!!絵本のような温かみのある雰囲気があのしんみりとしたイベント内容にぴったりはまっていてめちゃくちゃ良いですね…。「ここも好きだったなあ」という感情を呼び起こしてくれる素敵な名場面イラスト。

ゼニヤッタちゃんの兄についての話がまた見られるとは…!お兄さんも元気でやってるといいなあ。やってるはず…!そしてデーリッチのこの「光」ですよ!!!!いととうとし…。

ざくアク最初の超強敵イルヴァ2012。ここも最っ高に楽しいんだよなー!攻めるべき場面と守るべき場面がきっちり分かれていて、どう戦うべきかは分かりやすいんだけど、それを実行するのがなかなか難しいというボス。炎属性で一気に攻撃しなきゃいけないけど本当に総攻撃かけたいのはオーバーヒート後だから攻撃リソースはある程度残しとかなきゃ…って感じで配分を考えていくのが超楽しい。休憩ターンにこっちも回復するか…?いやここはちゃんと攻めてオバヒターンに回復するか…?いやオバヒターンも攻めるべきなのか…?RPGのコマンド選択の楽しさが詰まった超強敵戦の幕開けを告げるイルヴァ戦。大好きです。ここでは仲間は増えませんが、兄からの手紙イベントという最高の報酬があるのもたまらない…!

 

みらいに笑顔を!

お、これは初めすごく胡散臭く見えたあのチラシ…サモンセドナッッ!!!!!(即死)…シノブさんの屈託のない笑顔がとても愛おしいイラストですね。このチラシに泣かされることになるとは思わなかったよなあ…。作中の絵を見事な解釈で描いた素晴らしい作品です。おがんどこ。

この辺りの理論が本編で語られた時はもうざくアクの世界にどっぷりだったなあ…。一見軽いノリだからこそ、こういうしっかりした設定が語られると一気に心掴まれちゃいますよね。…そんでやっぱり触れてきたな!!!伝統芸能だわもう!!!

遺跡の地下は召喚士エステルの初登場、シノブの存在も語られ(チラシで姿も一応登場)、ざくアクの世界観が一気に広がるシナリオでした。エステル、最初は本当に胡散臭く見えたもんです。まさか本作のストーリーを牽引する主役級熱血キャラだとはなあ…!エステルによって語られる召喚士や「穴」についての話もどれも興味深く、ざくアクの設定おもしれーッ!!ってなってました。「魔物の出現域、生息域が固定されてる」っていうRPGのお約束にちゃんと設定が用意されてるのいいよね…。

 

最後まで残った愚図は殺す

一章のラストを飾る名場面が見事にイラスト化されていますね…!大ピンチのエステルにヒールをかけるデーリッチ、氷魔法を撃つマリーにサイコバインドで相手を制圧するヤエさん!!キャラクターの表情と動きからあの時の高揚感が蘇ってきます…!!

相変わらず掘り返されまくる「ぐずころ」発言!実際情報を手早く集める為の強めの脅しではあったのですが、いつの間にか広まってこんなことに。普段から一緒にいるデーリッチからも「おどし過ぎでち」って言われてたし、ものすごい迫力だったんだろうな…。

遺跡地下でざくアクの設定おもろいな~ってなってた直後に「魔道の巨人」イベントが飛んできて頭を殴ってくる神構成。魔物関連の設定を知った上でシノブの理論が聞けるのでのめり込まないはずが無いし、その後エステルに逮捕状が出て逃走して…という怒涛の展開にも引き込まれてしまいます。ハピコが自ら志願して偵察に行く流れも最高。ハピコの帰還を待つデーリッチに対する「信頼して待つのも王の務め」っていうマリーさんの台詞も大好き。何より今まではプレイヤー自身がデーリッチたちを動かして何かを解決するという流れが基本でしたが、ここは色んなキャラクターがそれぞれの役割を持って動いているのを初めてしっかり見ることが出来る場面なんですよね。ここで「あ、このキャラクターたちはそれぞれ自分の考えを持っていて、生きてるんだ」と肌で感じることが出来るんですよ。もうこれで一気にざくアクの世界とそこに生きるキャラクターたちのことが大好きで仕方なくなってしまうわけです。そして雨が降る森の中、一人逃げるエステル。この時感じた「このゲーム最高だわ…」って感情を今も忘れません。デーリッチたちが駆けつけてきてくれた時もその「最高」はすぐさま上方修正されましたし、当然この後も上方修正されまくるのですが…。

 

 

 

 

 

ということで今回はここまで…ってまだ一章までしか見てないの!?!?すでに満足度が高すぎるし、いやそもそもこれ体験版ですよね!?!?ここからも錚々たる名場面たちが控えてると思うと恐ろしすぎますね…。ざくアクは思い入れが強すぎてついつい長めに語っちゃう節があるのですが、それも個性ってことで今後もじっくり見ていって感想を書きまくろうと思います。

 

 

 

★前の感想→ありません

 

★次の感想

「ざくアク名場面年表」全作品感想その2【第二章】 - 空に世界をたべさせてみてる